「片付けは、生きる力」と題して
4~6年生と保護者対象にセミナーをさせて頂きました。
大人向けが特徴の私のセミナー。
全く伝わらないだろうと、言葉を選び、かみ砕き、
なんとか無事終了です。
私のセミナーは、冒頭で問題提起して
そこに興味を持って頂き、その上で解説なり
答えなりを伝えています。
その方が、受講者にとっても時間があっと言う間に
過ぎるからです。
特に小学生だと説明のようなセミナーでは
多分みんなつまらないだろうな~と悩みました。
中々、問題提起が考えられず・・・。
そんな時、こどもに見せて貰った
家庭科の教科書にある整理整頓のページを見せてもらい、
ヒントは身近にあったんだな~と思いました。
セミナー出だし、
「教科書の整理整頓の説明は、
とても分かり易く、表現されています。
学べる君たちが羨ましいです!
でも、
この教科書を今の大人に見せたら
多分片付けは出来ないでしょう。
これは出来る人向けの内容です。
では、
大人はどこでつまずいているのでしょう?」
教科書、否定かい!(笑)
みんなキョトン!親もキョトン!
でも、最後まで興味津々に聴いてくれてました。
田鶴浜小学校の生徒達は素晴らしかったです!
生きていく上で、親のサポートもなくなった時、
自分で選択し、進んでいかなければなりません。
片付けは、唯一「選ぶ力」を身につけるトレーニングになります。
大人になれば、
発する言葉も選んでいかないといけません。
感情のままに発してしまう言葉は時には人を傷つけ
そして自分も傷つけます。
家族ができれば、まわりまわって
自分の子供も傷つけます。
私も沢山失敗してきました。
そこから少しづつ学んでいきたいです。
どんな状況下でも明日は
嫌でもやってきます。
暮らし易く、働きやすい
環境スキルを身につけて
生きる力に変えてほしいです。
そして、この機会を作って下さった
保護者の担当者の皆さんは
当日まで念入りに準備を重ねて下さっていて
感謝の気持ちで一杯でした。